- 2024年7月13日
熱中症について③
渋谷神泉こころのクリニックです。
今日から三連休に入り、その間、断続的に雨脚が強まることもあり、暑熱は緩和されそうです。とはいえ、湿度が上がりますので、汗が乾きにくく(気化熱による冷却効果が得られにくく)、依然として熱中症への警戒も必要です。
暑さ指数や気温(乾球温度)と、生活活動強度の目安との関連については、以下のとおりです。
この時期になってしまうと、今更という感もありますが、熱中症の予防には「環境調整」だけではなく、「暑熱馴化」も重要です。
「暑熱馴化」とは、読んで字のごとく、暑さに馴れるということですが、具体的には、「本格的に暑くなる前に、汗腺の機能を高めておく」ということになります。別に激しい運動をする必要はなく、汗をかく機会をもうける程度で十分です。原理的には、サウナの利用でも問題ないと思います。
ただし、「暑熱馴化」の際には当然汗をかくということですから、水分と塩分をしっかり補給した上で臨みましょう。
それでは、また!