• 2024年6月18日

肥満や加齢と関節症との関連について

 渋谷神泉こころのクリニックです。

 前回の記事でもお話ししたように、肥満や加齢は関節症のリスクを高めます。

 長年の機械的な刺激や負荷などにより、関節の軟骨に変性や磨耗が生じると、その周囲を取り囲む滑膜にも炎症反応が起こり、最終的には血管や神経の増生を伴う関節の変形や痛みを生じるようになります。

 関節症の罹患率は、50歳頃から徐々に増え始め、60歳以降で急増する傾向があります。特に膝関節での罹患率が高いですが、股関節でも注意が必要です。

 日本人を対象にした調査でも、下図のとおり、50歳台から膝関節症の有病率が増加し始め、特に女性の有病率が高いようです。

 こうした加齢によって生じやすい疾患については、やはり早期から予防を意識した生活習慣を作っておくことが重要です。

 こうした一般的な健康や生活についても、何か気になることがございましたら、お気軽に御相談ください。

 それでは、また!

渋谷神泉こころのクリニック
精神科・心療内科
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