- 2024年4月26日
葉桜の時期、新社会人の焦燥について
渋谷神泉こころのクリニックです。
街中の桜もほとんどが葉桜になり、そろそろ春も終わりそうですね。
わが国の多くの社会活動は年度を基準に営まれているため、この時期は新たな環境への適応に追われた方が多いと思います。
特に新社会人の方は、丁寧に教えてもらえるのは最初の1-2週間程度で、それ以降は独力で対応する場面も増えていくことでしょう。
私も新社会人の頃(つまり研修医時代)は、この時期の焦燥が強かったです。
特に辛かったのは、一度きいたことを忘れてしまったものの、もう一度教えてもらうのは気が引けるという場面です。
上司によっては露骨に嫌な顔をされ、「前に教えただろ!」、「何でできないんだ!」などと言われることもありました。
しかし、不慣れなことを一度きいただけで覚えられるものなのでしょうか。
また、10回教えられてできないことも、ほぼないと思います。
新社会人への指導に関しては、気軽な雰囲気で同じことを繰り返し教える方が、結果的に自立や成長を引き出せるように思うのですが、いかがでしょうか。
新社会人の方々も、あまり気負わず焦らず、少しずつ仕事を覚えていければ良いという程度の気持ちが大切です。
中には同期の方や御家族に相談しにくいという方もいらっしゃるかもしれません。
当院でお力になれることがありましたら、お気軽に御相談ください。
それでは、また!