依存症とは
依存症とは、物質（アルコール、薬物など）、行為や過程（ギャンブル、窃盗、買い物、危険で刺激的な行為など）、対人関係（恋愛関係、暴力、虐待、嫌がらせなど）に過剰に執着したり、自制が困難になったりすることで、さまざまな支障を生じてしまう病気です。
アルコール依存症やギャンブル依存症などが代表的ですが、窃盗癖やパーソナリティ障害などといわれる状態の中にも、依存症としての特徴が強いものがあります。
好ましくない結果を招くとわかっていても、どうしても止めることができないこと（わかっているけれど、やめられないこと）は、依存症の可能性があります。
依存症でよくみられる症状
- 強迫性；特定の考えが浮かぶと、それを抑えることが難しく、生活全体がそれに囚われてしまう
- 反復性；特定の考えや行為をやめられず、それを何度も繰り返してしまう
- 衝動性；特定の考えが浮かぶと、すぐに行動に移してしまう
- 貪欲性；特定のことばかりに囚われ、そのことを熱心に追求し続けてしまう
- など
治療について
依存症の治療は、依存の対象や患者様の状態によって異なります。
必要であれば、依存物質に関する有害作用や離脱症状の緩和のために薬物を併用することもありますし、ギャンブルなどによって生じる金銭的な問題であれば、医療とは別の専門家の方に御相談いただくこともあります。
とはいえ、どのような依存症であっても、依存せざるを得なくなった経緯や、依存によって和らげられている何らかの苦痛などを理解しながら、徐々に依存を手放せるように支援することが治療の基本です。
まずは一度、お気軽に御相談ください。