公衆衛生の向上及び増進

　渋谷神泉こころのクリニックです。

　今回は、医師の役割について考えてみました。

　一般的には直接的な診療が医師の役割である印象があるかと思いますが、医師の資格や職務などを規定した医師法の第一条には以下のようにあります。

　「第一条　医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。」

　つまり、医師には診療行為だけではなく、保健指導をつうじた地域住民の健康や衛生の向上にも寄与することが期待されているということです。

　私自身も、以前にある事業場での産業医を務めており、毎月の衛生委員会で健康に関する講話を行っていました。

　毎月資料を作成することは大変でしたが、心身の健康維持のために、仕事や生活のあり方についてもある程度の助言ができるということに、診療とは少し違ったやりがいも感じました。

　そこで、当院でもこうした役割を担うべく、毎月第3あるいは第4水曜日の午後に健康セミナーを開こうと思います。

　5月は連休もありますので、第4水曜日である22日（水）13時頃に開催いたします。

　テーマは、「健康寿命の延伸のために必要な生活習慣」とし、質疑応答も含めて45分程度にまとめる予定です。

　もちろん、御参加は無料ですので、御興味をお持ちの方は当院にお越しいただければと思います。

　それでは、また！