デイリーヤマザキ　神泉駅店⑤

　渋谷神泉こころのクリニックです。

　当院の最寄駅である京王井の頭線「神泉」駅舎内にあるデイリーヤマザキ神泉駅店には、ゆったりした空間においしそうなパンがいろいろと並べられています。

　ふと目に留まったのは、7月の新商品である「鬼カレーパン」(税込285円)、唐辛子や胡椒などのスパイスを使用した激辛カレーが、黒褐色のパン生地に包まれた虎柄のような外観です。デイリーホット史上最強の辛さとのことです。

　「今年もやってきた！」という触れ込みですので、昨年も販売されていたのでしょう。私は8月になって、ようやく口にしましたが、たしかに辛い！

　ところで、辛味の本質は、舌・口腔のバニロイド受容体（カプサイシン受容体）で感じる痛覚、または冷刺激受容体で感じる温度覚です。つまり、生理学的定義に基づく、味覚受容体細胞によって感知される苦味、酸味、甘味、塩味、旨味の五基本味には含まれません。要するに、「辛い」とは「痛い」ということなのですが、この「鬼カレーパン」はまさにそのことを実感させてくれます。

　口にした瞬間はそれほどの辛さは感じられず、むしろ旨味の方が強い気がするほどですが、嚥下後は、食道から胃にかけて、ヒリヒリするような灼熱感がジワリと広がります……！

（※）私の咀嚼が不十分というか、要するに、あまり嚙まずに飲み込んでいるような気もしますので、しっかりと召し上がる方であれば、口内にも焼け付くような辛味を感じられるかもしれません。いずれにしても、決して不快な感覚ではなく、真夏の暑熱にピッタリの適度な刺激だと思います。ただし、幼児にはやや辛い（つらい）かもしれません。

　落ち着いた雰囲気のイートインスペースで、購入後すぐにお試しいただきたい逸品ですね！

　それでは、また！