- 2025年5月2日
不眠症と睡眠薬について
渋谷神泉こころのクリニックです。
不眠を主訴に受診される方にとって、処方薬の選択肢にどのようなものがあるのかは、気になるところかと思います。
不眠がうつ病、躁うつ病(双極性障害、双極症)、統合失調症などの精神疾患によるものではない場合、以下のような選択肢があります。

とはいえ、どの薬物がどの用量で奏効するのかについては、個人差も大きく、試用してみなければ分かりません。
全く内服歴がない方の場合、作用時間が短く、副作用の少ないもの(デエビゴなど)から始めることもありますし、飲酒習慣が濃厚な方には、アルコールの離脱症状を緩和させる作用のあるもの(ベンゾジアゼピン受容体作動薬)を使用することもあります。一部、増量すると別の副作用で口渇、便秘、手の震え、脚の不快感などを生じるものもあります。
気になる方は、一度お気軽に御相談ください。
それでは、また!