• 2024年6月15日

適応障害・休職について

 渋谷神泉こころのクリニックです。

 精神科・心療内科ときいて、「職場のストレスにさらされた際に、休職用の診断書を発行してもらうところ」とイメージされる方も多いかと思います。

 一般的には、職場のストレスにより、抑うつ気分、不眠、食欲低下、動悸などの症状が続くようになると、適応障害などの診断で休職を勧められることが多いです。ストレス因となる業務内容、上司や同僚との関係性などが変化しない場合、就労を継続しても心身の症状が改善する可能性は低く、中長期的にはこうした症状が慢性化してしまう可能性が高まるからです。

 あるストレス因への反応は、その反復により条件反射的な回路が形成され、ついには些細なことで同様の反応が出やすくなってしまいます。

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 そのため、状況の早期改善が期待できない場合は、早めに休職する方が精神衛生的に安全です。

 休職までのおおまかな流れとしては、①医療機関を受診、②会社に診断書を提出、③会社での休職手続きを進める、といったものになります。

 時間、体力、健康などには限界がありますので、仕事を長く続けるためには、無理をし過ぎないことが大切です。

 お悩みの方はお気軽に御相談ください。

 それでは、また!

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